新しい本との出会いを。梟書茶房で珈琲と本を楽しむ【池袋】




先日、舞台を観に東京へ行ってきました。いつもは東京へ行くと都心に住んでいる友達と会うことが多いのだけど、その日は平日の夕方という微妙な時間。
せっかく東京に来たのにどこも寄らずに帰るのもなあと思い、テレビで見て気になっていた梟書茶房(ふくろうしょさぼう)へ行ってみました。
場所は池袋駅直結Esola(エソラ)池袋」。本好きなら絶対にワクワクしてしまう、その魅力をご紹介。

本好きと珈琲好きの男達による【書茶房】

 


梟書茶房は「かもめブックス」を手掛ける柳下恭平氏とドトールコーヒーの菅野眞博氏が出会うことで生まれた書茶房。書房でもあり茶房でもある場所。
単なる「ブックカフェ」として片付けてしまうにはコダワリが強すぎる。本と珈琲を偏愛する2人だからこそ作り上げることの出来た空間のように感じました。

 

梟書茶房マップ
梟書茶房マップ

梟書茶房はテーブル席とカウンター席があります。テーブル席の方はラウンジと呼ばれ、ゆったりとした空間で珈琲と食事を楽しめるとのこと。
席に案内される前にカウンター席とテーブル席どちらがいいかを確認されます。私は1人だったのでカウンター席をと伝えると、アカデミックエリアに案内されました。


こちらは学校の図書館をイメージした場所。カウンターと言っても手狭さはま全く無くて広々としていました。またテーブル席と離れているので、店内が混んでいても割と静か。本を読むには丁度いい感じです。

 


席に案内されるとまず鍵を渡されます。何だろうこれ?と思ったらなんと伝票代わりということ!細かいところまで素敵。

 

【茶房】を楽しむ

まずは茶房。来店したのは夕方でしたがお昼を食べていなかったのでサンドイッチを注文しました。

開いた本の間にはあふれんばかりの具材たちとあるように、ボリューミーなサンドイッチが揃っています。パスタやオムライスといったご飯はもちろん、パンケーキなどのデザートも豊富。お腹が空いていても安心です。

 


BOOKサンドのサーモンタルタルとごちそうサラダサンドを。もちろん、おすすめの梟ブレンドも忘れずに。

サンドイッチの味は結構しっかりめで、お酒が欲しくなる。笑 そしてサーモンのタルタルがとってもクリーミー!お腹がすいていたこともあって一気に食べてしまいました。

珈琲は酸味が少ないながらもスッキリしていて飲みやすい味。ブラックでも苦さは強くないのでスッと飲める感じでした。
珈琲はサイフォンで淹れてもらえます。丁寧に淹れてもらう贅沢感も嬉しい。

【書房】を楽しむ

お腹が満たされて一息付いたら次は書房を満喫します。
梟書茶房の大きな特徴はシークレットな本屋さんであること。本の表紙や著者はもちろん、タイトルまでが秘密の本屋さんなんです。


本には全てブックカバーがされており、番号が振られています。丁寧にカバーがされた本がズラッと並んでいる本棚はなんだか壮観。

 


本を探す手がかりになるのは手前に挟まれている一枚の紙のみ。

 

梟書茶房_本の紹介
梟文庫の選び方

唯一の手がかりであるこの紙には本の紹介文次におすすめの本のナンバーが書かれています。
最初の1冊が決まればどんどん次を紹介してもらえるなんとも楽しい仕組み。何度も通いたくなってしまう・・。

誰かにあげたくなるという指標があるのにも注目です。
本が好きな人にプレゼントしたら絶対に楽しいですよね。そんなときにこの指標はとてもありがたい。
私も友達に1冊選んでプレゼントすることにしました。誕生日に渡す予定なので今からワクワクしています。

 

中身の見えない本を選ぶのはまるで宝探し

普段自分が選ばないような本との出会いってなかなか難しいです。
せっかく読むのだから・・と慎重になってしまい、気づいたらいつも似たような本ばかり読んでいる。
たまにはいつもと違う本を・・!という時にこの斬新な仕掛けに頼ってみるのも面白いのでは?


情報が伏せられた中で本を探すのは手がかりが少なすぎて正直大変です。笑
しかし だからこそ直感で選ぶしかない。それがすごく楽しかったです。

最初の1冊は何も取っ掛かりがないので自分の誕生日のナンバーや好きな数字を手に取ってみたり。

どうしても最初の1冊が決められない!という人ははじまりの24冊から選ぶのもおすすめです。テイクフリーな目録があるので悩んだらこちらを参考に。
カウンター席には各席に置いてありました。テーブル席は見ていないのでどうなんだろう?

なお、販売だけでなく自由に閲覧できる書籍も約1000冊置いてあります。図書エリアは時間が足りなくてゆっくり見ることが出来ませんでした。次こそは。

私の最初の1冊


はじまりの24冊でおすすめされていた本から自分用にも1冊購入してきました。
やっぱり自分では選ばないようなタイトルでした。もちろん中身は秘密です。笑
既に読了しましたが面白かったです。また次の本を買いに行かなきゃ・・!


書籍を購入すると貰える栞を持っていくと次回はこだわりの珈琲が割引になります。ここにも何度も行きたくなるポイントが。

 

ワクワクした気分で本を選びたい時、ちょっと高級感のある空間でゆっくり本が読みたい時、はたまた美味しい珈琲を飲みたくなった時。
梟書茶房へ足を運んでみてはいかがでしょうか。本好きには夢のような空間がありますよ。

アクセス

本と珈琲 梟書茶房(フクロウショサボウ)
住所:東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola(エソラ)池袋 4F
営業時間:10:30~22:00(L.O.21:30)