指標にしたい本「人生を変えるモノ選びのルール」

人生を変えるモノ選びのルール




新しい筆箱を買ってもらい、勉強を頑張ろうと決心したこと。
吹奏楽部に所属していた時代 自分の音に自信が持てなかった時、一生懸命お金を貯めて購入したリガチャーの輝きを見て勇気づけられていたこと。
こういったときめくモノ達に支えられた経験は幾度となくあったはずなのに、「モノを選ぶ」ということについて指標が曖昧だったように思います。

私もこだわりを持って選んだときめくモノに囲まれて生きたい。と決心させてくれる1冊に出会いました。

人生を変えるモノ選びのルール

その時々で適切なモノ選びをしているつもりだったけれど、そこにルールはあった?と聞かれると自信がありません。
ぼんやりとした基準はあっても明確な言葉にすることは出来ていなかったというか。

この本には真似したいと思えるようなモノ選びのルールや暮らしの考え方がぎゅーっと詰まっています。
著者はmonographを運営する堀口英剛さん。モノを選ぶ時にいつも「なんとなく」の感情がつきまとっている人にはぜひ読んで欲しいです。

モノマリスト

私はミニマリストの方々のブログを読むことが好きで、物を極力減らしてシンプルに生活している姿勢は参考にさせてもらっています。
しかし「物は少なければ少ないほど良い」という暗黙の空気感には常に違和感を覚えていました。

そんな違和感をフッと無くしてくれたのが堀口さんの提案する「モノマリスト」という考え。モノマリストとは

「モノ」を基軸に「生活」を考え、こだわりを持って愛情を注いでいる人

一つひとつのモノと真剣に向き合い愛情を注ぎながら、こだわりのモノ、ときめくモノを周りに集めていく人たちともあります。
そうか。きちんと愛情を注げるのであれば無理に物を減らそうと躍起になる必要なんてないんだ と。

モノマリストの考え方に共感できる人は多いかと思います。詳しくは実際に本を読んでみてください。
堀口さんの柔らかい言葉がすっと胸に入ってくるはず。

自分の持ち物の「ストーリー」語れますか?

自分はどうしてこれを持っているのか、どうしてこれを選んだのかを語れるのであれば、それはきっとあなたの「ときめくモノ」なのだろうと思います。
もしその理由を説明できないのであれば、それはあなたがなんとなく持っているだけのモノ。

この本で私がハッとさせられた一節です。
自分の周辺のモノを見返してみると、なんとなく手が伸びないモノは語れることがほとんどないことに気づきました。
反対にお気に入りのモノ達については語れるポイントも多いです。このブログにも書いた財布なんかがいい例。
ついつい語りたくなってしまう。そんな愛着のあるモノは使っているだけで嬉しくなります。

良い物を大切に永くブルックリンミュージアム Lジップロングウォレット | tuner(チューナー)

みんなに読んでほしい1冊

性別・年齢を問わず全ての人にお勧めしたい1冊ですが、中でもモノ選びにこだわりや基準がない という方には絶対読んで欲しいです。

「物が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人生が変わる。」
モノ選びが自分に与える影響や可能性についてもっと深く考えてあげなきゃと痛感しました。

モノマリストを目指す私にとってこの本は、自信をもって語ることのできるときめくモノ。出会えて嬉しいと思えた本です。