昔からいちばん好きな映画。耳をすませば




数あるジブリ作品の中で私が最も好きな作品は「耳をすませば」です。
青春が過ぎるので見ていると辛くなるだとか、こっ恥ずかしくて見てらんない!という意見も多いけれど、あえて大きな声で言わせてもらいます。

「耳すま、大好きだ------!!」(ラストシーン聖司くんイメージで)

正月早々金曜ロードショーで放送されておめでたいので、私が感じる耳をすませばの魅力を延々と語ってみようと思います。
毒にも薬にもならないような記事ですが、今後テレビで耳をすませば がやってる折に横目で眺めてもらうきっかけにでもなれば嬉しいです。

世界観が好き

耳をすませばのどのシーンが一番好きか?そう言われたら迷わず冒頭と答えます。

聖司くんのバイオリンと一緒に歌うシーンでもなく、物語を書き終えて地球屋のおじいさんのうどんを食べているシーンでもなく。
いや、もちろんどっちも好きだけど。

耳をすませばの時代背景は90年代初期から半ばのイメージ。ちょうど私が生まれたあたり。
今では当たり前になった図書館のバーコードが導入され始めたような時代。

町並みの描写、空気感。そのノスタルジーさに初っ端からテンションは急上昇です。

私が耳をすませばを初めて見たのは小学校低学年くらいだったかな。
小学生時代は図書館に入り浸っているような子だった私は、初めて耳をすませばを見た時に衝撃を受けまして。こんな身近な題材の物語初めてだと食い入るように見ていました。

いつも図書カードに名前がある人が気になった経験。図書カードを使っていた時代の人なら当然のようにあるんじゃないの!?と思うのですがどうでしょうか。

本を借りるたびに図書カードに名前を書かなければいけないのは面倒だったけれど、その本が誰の手を渡って来たのかを見るのが好きでした。

で、高確率で名前がある人はやっぱり印象に残るもの。聖司くんと雫のような出会いは無かったにせよ、図書カードの思い出は私自身にもあります。

最近は学校もバーコードとかになっちゃっているのかな。代本板とか使わないところも増えているんだろうなあ・・。
バーコードの便利さに慣れてしまった今、また図書カードに戻れるかと言われたら悩んでしまうけれど、あのアナログさはいい時代だったと思う。

誰でも雫になれる

さて、少し話がずれました。耳をすませばの魅力についてです。
私が思う耳をすませばの魅力は「手が届きそう」というところにあると思います。

先週放送されていた風の谷のナウシカのテロップに「ジブリの絶対的ヒロイン」とありました。

まあ・・そうね。
それには激しく納得です。だって可愛くて美しいもの。ナウシカ様。

では耳をすませばのヒロインである雫はどうなのかと言うと「憧れのヒロイン」という感じでは無いですよね。
いくら贔屓目に見ても。

だけどそこが雫の魅力でもあるんです。

ただ本が好きな平凡な中学生の女の子。スペックだけを見ると誰でも手が届きそうな気がします。
生まれが王族だとか何かの生まれ変わりだとか、トトロの住む森の近くに引っ越してきただとか、魔法使いの修行に出るだとか。そんな特殊設定や空想要素は一切ありません。

だからこそ自己投影がしやすくなるし、自分の青春時代とのギャップをまざまざと感じて辛くもある。
ワタシの中学3年、コンナンジャナカッタ・・・。

    

閑話休題。

   

雫はねこ君を追いかけているうちに物語の重要な場所である地球屋へたどり着きます。住宅地の中にある素敵なアトリエです。
いつも通っている図書館の近所に素敵な場所を見つけたワクワク感でいっぱい。

なんだかこれも実現できそうなことですよね。
耳をすませばを見た翌日は、いつもと違う道を通りたくなる。アトリエでなくとも隠れ家的な素敵なお店に出会えないかなあと。

いつもの場所を再発見してみる。そんな楽しみを毎回思い出させてくれます。

自分には何ができるのか

ヴァイオリン職人になるためにイタリアへ留学を決める聖司くん。一方で進路も決められていないことに焦る雫。
しばらく悶々としているのですが、突然「簡単なことなんだ。私もやればいいんだ。」と吹っ切れるその勢い。好きよ。

中学生をとうに終えた歳になっても、自分のできることについては悩みます。
そんな時に思い出すのはこの「簡単なことなんだ。私もやればいいんだ。」の一言。

がむしゃらに物語を書く雫の姿は見ていると苦しくなるくらい。

そして突っ走ったあとにおじいさんがかけてくれた「よく頑張りましたね あなたは素敵です」の一言。

ここは毎回泣きそうになってしまう。

恋のお話 で片付けてほしくない

大筋をみればもちろんベッタベタすぎる恋の話だけれど、それだけをメインで考えないで見て欲しい。
恋にフォーカスして見ると恥ずかしくて大騒ぎだもん。私の場合は。

恋の部分にはあえて触れずに書いたこの記事。触れずにというか触れられなかった。
書こうとすると語彙力が吹っ飛ぶので。

ラストシーンもね・・。好きだけど感想言えっていわれたら「恥ずかしい」しか出てこなくなっちゃうから。

何が言いたいかというと
耳をすませばには恋要素以外の魅力があるんだよ!ってことを書きたかったのです。

これまでの人生の中で耳をすませばの台詞、シーンを思い出して頑張れたり勇気づけられたことは多々ありました。
何度も私を支えてくれた映画として、これからも繰り返し見たい。

大好きな映画の話でした。